次回は1級にて皆様にお会いできますのを楽しみにしております。
2級講習会にてご質問頂いた内容です。
試験結果が出るまでお待ちください
A.種による違いはありません。
A.各生産国や輸出業者により異なります。どの選別を行うかはコスト、商品規格や消費国からのリクエストなどによって異なります。
A.ハラールと特定銘柄のモカハラーは異なります。一般的にハラールはイスラム法における食生活の指針や生活ルールを意味しており、特定銘柄のモカハラーはエチオピア・ハラー地区で生産されたアラビカコーヒーを意味しております。
A.インドネシアは赤道付近に位置している為に雨季乾季の区別がハッキリ分かれておらずスコールが降ったりする地域は、できるだけ早く乾燥させたいので乾燥時間が短い生豆で乾燥するスマトラ式を用いたり、その地域の生産環境、地理的条件、気象条件によって決まります。またマーケティング戦略でも精選方法は変わってきます。
A.水洗式のメリットはパルパーで未成熟豆の混入を減らせること、発酵工程で独特の風味ができることです。デメリットは精選設備が必要なこと、発酵工程で異臭発生リスクがあること。非水洗式のメリットは工程がシンプルで精選設備をあまり必要としないこと。デメリットは乾燥期間が長いこと、未成熟豆の混入が多くなりやすいことです。
A.見分ける一番のポイントは口当たりとなります。水洗式は口当たりがすっきりしていて透明感があります。非水洗式は口当たりが柔らかく、やや曇った感じが特徴になります。
A.コロンビアにおいてもピーベリーは分けられております。
A.機械がどのくらいの斜面が有効かは機械の性能や地形等により異なります。
A.「モカ」という呼称については、イエメン、エチオピアで生産されるアラビカ種のコーヒーの事となります。特定銘柄は検定教本に記載されているものが全てになります。
A.アラビカ種・カネフォラ種の種の違いに限らず、果肉の味の違いとしては栽培品種や熟度によっても異なります。
A.UGQとは「Usual Good Quality」の略で通常品を意味します。
A.国ごとに基準は無く、各国の輸出業者の方針によります。
A.標高が高いと昼夜の寒暖差が大きくなり、生豆がゆっくり成熟します。そのため、風味の元になる成分が豊かになり、風味が良くなる傾向にあります。
A. はい、その通りです。樹上で乾燥させることで風味が豊かになると言われていますが、天候等による品質への影響に注意が必要で、完熟果実の状態で収穫することが一般的です。
A.一般的には大規模農園は統一された価値観での生産や、設備面で優位性があります。
A.あります。一般的なコーヒーがG4やG5である場合、それより優れた内容を持っているG3をスペシャルティコーヒーという可能性があります。
A.非常に難しい質問です。冠表示の決まりとしては可能です。しかしながら、消費者がスペシャルティコーヒー同士を混ぜたブレンドであると誤認する恐れがあります。誤認を避けるためにどのようなブレンドなのか補足説明をいれる必要があるかもしれません。
A.はい、そのように考えられます。又、特定銘柄は消費者に不利益を与えないことが目的なので、単品で商品になることが少ないカネフォラ種はその必要が無い為になります。
A.はい、その通りです。
A.カネフォラ種は特有の香ばしさの麦茶や黒豆茶のような風味が感じられるのに対し、アラビカ種は甘い香り、酸味が感じられるというに違いがあります。
A.1限目のアラビカ種(コロンビア)、カネフォラ種(インドネシア)、2限目はコロンビアの中煎りと深煎りの飲み比べ、3限目は水洗式(コロンビア)、非水洗式(ブラジル)の比較、5限目は製造から1か月以内の新しいコーヒーと製造から1年以上経った古いコーヒー、となります。
A.生豆が有機JAS認証を受けていても、焙煎などの加工場が認証を受けていない場合、「有機」や「オーガニック」の表示は出来ません。
A.ただし、認証済み製品をカフェなどで抽出して提供する場合に限り、メニューに「有機」や「オーガニック」と表示することは可能です。
A.特定銘柄がその国の最上位グレードに該当するとは限りません。
A.精選設備の能力差も一つに挙げられますが、生産国の栽培環境、精選方法、生産規模、経済状況など様々な要因が生産国ごとで違いがあるため格付け方法も異なります。格付け基準は国ごとに独自設定されている為に欠点数のレンジにも違いがでています。
A.風味に関しては統一の指標のようなものはなく、ブレンド内容等により各社ごとに異なります。
A.種子や苗木が同じであっても、他国で栽培した場合はその特定銘柄を名乗ることはできません。
A.今後、増えたり変更になる可能性が無いことはありません。しかし現行の14銘柄は平成3年にできましたが、そこから改定が無い状況です。
A.その地区の栽培に適した同じ栽培品種を植えている可能性は高いですが、限定はされておりません。
A.同じです。
A.アラビカ種は欠点のみになります。カネフォラ種はスクリーンと欠点になります。
A.豆の大きさの違いによる風味の良し悪しはありません。ただし、大粒の豆はその視覚的特性や稀少性があり高く取引されています。
A.生豆の重量別に選り分ける事により品質を区別する為になります。生育不良豆や虫食い豆等の欠点豆は重量の軽い豆として選別します。
A.非水洗式と比較してパルパーによる脱果肉により未成熟豆の混入率を下げられること、乾燥時間が早くなること、ミューシレージを残して乾燥することで独特の風味を得られること等が挙げられます。詳しくは1級で学びます。
A.欠点を除去する量によりますが、風味に影響を与えることはできます。
A.早い順にスマトラ式、水洗式、パルプドナチュラル、非水洗式になります。ただし湿度などの気象条件により異なります。
A.フリーウォッシュドとは、水洗式で発酵槽を使用してミューシレージを除去する方法です。詳しくは1級で学びます。
A.様々な香料を加えて香りを付けたコーヒーのことを指します。コーヒー以外の香料も使用されています。
A.一般的には「浸漬されたコーヒー」を意味します。精選の発酵工程において様々なフレーバーを直接浸透させて、新たな味わいや風味を引き立てるコーヒーのことを指します。
A.一般的な焙煎完了温度になりますが、各作り手によって違いがあってもおかしくはありません。
A.同じものではありません。スペシャルティコーヒーの格付けは風味特徴で評価されます。輸出規格の格付けは標高、スクリーンサイズ、欠点で評価されます。
A.スクリーンサイズ格付け以外の高格付けコーヒーは、品質が良く風味が優れていると評価されます。
A.当検定では果実から生豆を取り出す工程を精選と定義しておりますが各団体、企業様では同じ意味で使われている事もあるようです。
A.水に浮くような生育不良豆となります。
A.ドライチェリーは生豆ではないからです。正常な生豆とは異なるものが欠点となります。ドライチェリーが入っていると焙煎前に自分で脱殻する手間が増えますのでクレームの原因にもなり得ます。
A.地域によっては一年中花が咲いていたり、実がなっていたりする場所もあります。その中で収穫量がばらつくので、多く取れるのをメイン、それに次ぐ時期がサブとなります。
A.小石や枝などの夾雑物も含まれます。
A.基本ありませんが一概にいう事は出来ず、ロット毎にご判断いただくことになります。
A.標高が高い豆は生豆が固くなる傾向にある為、その名称がつけられています。詳しくは1級で勉強していただくことになります。
A.ピーベリーは結実不良により起こったもので、スクリーンサイズは小さい豆になります。スクリーン選別でフラットビーンと分けることができます。
A.基本的に風味差はなく、形状の違いとなります。ロット毎に見ていただく必要がございます。
A .水洗式は酸味を多く感じる事やクリーンで透明感がある口当たりである一方、非水洗式は口当たりが丸く柔らかい事が特徴となります。
A.未成熟豆とは完熟豆になる前の状態のことを言い、生育不良豆とは生豆の中身が生育不良のため詰まっていない状態の生豆のことを言います。よって、軽いため比重選別機で選別できます。
A.はい。中身が詰まっていないため軽く水に浮きます。
A.コロンビアエクセルソUGQになります。
A.収率とは、使用した原料のうち抽出液に移行した成分の割合を意味しており、例えばコーヒー豆10gから1gのコーヒー成分が抽出されていれば収率10%となります。講義の中では、コーヒー成分のうち苦味成分と酸味成分を分けてお話しましたがそれら2つを合わせたものがこのグラフ(収率)というイメージとなります。
A.結論からお伝えするとショ糖によるものではないです。焙煎豆のショ糖含有量は甘味を感じるレベルではないためです。コーヒーの香り成分のうち、甘い香りのするものに対してその香りの印象から甘く感じると考えられています。
A.水の硬度の違いによってコーヒーの風味にも影響はでます。しかし、どのような味わいになるかという一般化はできません。もし地域差による味わいの違いが気になる場合は浄水器などを使用することも一つの案かと思います。
A.詳しくは1級で学んでいただきますが、焙煎豆から放出される炭酸ガスを袋の外に出すために穴(ピンホール)やバルブなどが取り付けられている場合があります。これらの処理をしていないと、放出される炭酸ガスによって袋が破裂してしまう恐れがあるためです。
A.はい、異なります。原則として、製造業者、加工業者又は販売業者が責任をもって期限を設定しています。
A.決まった基準はありませんが、一例としては、日本食品標準成分表(八訂)浸出法:コーヒー粉末10g/熱湯150mLを1杯分となります。
A.データはございません。粉の粒度の違いでも経時変化のスピードは変わってきます。
A.どちらが多い少ないについてや理由についてはわかりません。
A.お湯が上に上がる原理は同じです。サイフォンは抽出とろ過が別々のため、抽出とろ過が同時に行われる浸漬法やモカポットと区別されます。
A.焙煎豆に比べると生豆の劣化速度は遅いです。
A,複数のコーヒー豆を同じミルで粉砕する際は、「共洗い」と呼ばれる方法を用いる事が多いです。(共洗いとは・・後に粉砕する豆を少量先に挽いて、ミル内部に残っている粉を洗い流すようにすること。)
A.苦味は酸味よりも後から出てきますが、温度や時間を増やすと苦味だけではなく成分の総量が増えます。結果として、時間を増やすと酸味よりも苦味が感じられる味わいにバランスが変わったということになります。
A.酸味と苦味のバランスが変わってきます。苦味成分は足が遅いものほど口当たりが悪くなる特徴があり、その苦味が好きかどうかは人によって感じ方は様々です。
A.飽和水蒸気量(空気中に含むことができる最大の水蒸気量)に対する実際の水蒸気量です。飽和水蒸気量は温度によって変わるため、常温から低温保存にすると相対湿度が上昇します。
A.湯の温度が高いと酸味成分も苦み成分も移動量が増えるため、お湯に移行する成分の総量も増えることになる、つまり濃くなります。
A.スライドは教本の左側のグラフ(収率=主に濃さ)を元にしており、教本右側グラフは褐色色素の量をグラフ化したものになります。
A.微妙なお湯の温度差や攪拌具合で変わります。条件を同じにしてみてください。
A.抽出液の量や温度、保管温度などによっても変化の程度が変わってくるため一般化はできておりません。どの程度を許容出来るかに関しては各お店・企業により異なります。